新製品情報

気象庁提供の緊急地震速報を受信するマンション向けインターホン用「緊急地震速報受信機」を新発売

2007.11.19

 気象庁が(財)気象業務支援センターを通して提供している緊急地震速報を受信※1するマンション向けインターホン用「緊急地震速報受信機」を新発売いたします。

 地震国日本では、東海地震、東南海地震など地震への不安が高まっている中、地震被害を軽減できるニーズが強くなっています。

 この度、発売する「緊急地震速報受信機」は、気象庁が配信する緊急地震速報をインターネット経由で受信。その信号とマンション位置情報(緯度、経度など)を元に瞬時に演算することで、地震が来る前に設置されているマンションでの予測震度、予測到達時間を各住戸のインターホンから入居者に速報として知らせ、さらにオートドアやエレベータと連動することで、避難経路の確保や閉じ込め防止にも役立ち、大きな減災効果を発揮することが期待されます。

 また、アイホンは「緊急地震速報受信機」の発売に合わせて、気象庁が(財)気象業務支援センターを通して提供している緊急地震速報の配信事業にも参画いたします。これによりマンションにおける「緊急地震速報」システムをワンストップ※2で提供する体制を整え、機器の運用監視から保守・メンテナンスまで一括管理します。
 アイホンは、防災意識の高まるマンション市場において、積極的に販売政策を展開し、さらなるマンション用セキュリティシステムの普及を進めてまいります。

※1 緊急地震速報を受信するには、別途緊急地震速報の配信事業者(ASP)やプロバイダ、回線契約が必要です。
※2 配信事業者(ASP)と受信機間は、別途プロバイダ、回線契約が必要です。

[緊急地震速報の限界]
緊急地震速報が主要動の到達に間に合わない場合があります。
(直下型や震源付近の場合など)
予測震度、予測到達時間に誤差の出る場合があります。
受信設備等の故障や、プロバイダとの通信不可等の場合は速報できません。
緊急地震速報受信機
 [ 緊急地震速報配信の流れ]
緊急地震速報配信の流れ  
地震が発生すると、震源近くの観測点で初期微動(P波)を捉え、主要動(S波)が到達する前に地震の発生位置や規模を推定し、マンションへ知らせます。
 

[特長]

予測震度予測到達時間を音声で知らせるので、どれくらいの揺れがいつ来るのかがわかり、事前に対応ができます。

24時間365日常時稼動しているインターホンから緊急地震速報を知らせるので、安心です。

テストモードを使用すれば、どんな内容で知らせるのか、また、どの機器と連動しているのかを予め周知できるので、日頃の備えに役立ちます。

起動震度設定により、インターホン通報は震度3、エレベータ停止は震度5など連動機器ごとに起動する震度を設定できます。

受信履歴を本体メモリーに10件保存できます。

ネットワーク異常時など緊急地震速報が受信できない場合、緊急地震速報受信機のモニター部で異常表示します。

インターネット通信プロトコルは、IPv4、IPv6どちらの配信業者でも対応できます。

マンション内のオートドアやエレベータなどと連動可能。避難経路の確保や閉じ込め防止などに役立ちます。

エレベータの停止、復旧状態を緊急地震速報受信機のモニター部で確認できます。

マンション内の放送設備と連動することで、共用部にも緊急地震速報を知らせることができます。

 

[仕様]

電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 待受時 8W 最大 11W
音声通報音 2種類(カウントダウン方式/警報鳴動方式)
測位方式 緯度、経度、地盤増幅率による
材質 鋼板
寸法(mm) 280(幅)×350(高)×110(奥行)
質量 約5.5kg
備考 テストモードによる各設備の動作試験
起動震度設定による各設備への連動有無設定
オードドアへの緊急解錠出力
エレベータへの緊急停止出力
館内放送設備への緊急放送

 

[価格]

  VXW-EQA(緊急地震速報受信機)

¥1,200,000円

  別途、プロバイダ使用料、緊急地震速報配信料などランニングコストが必要です。
 配線工事費、消費税などは含んでおりません。

 

 

[発売日]

 

2007年12月3日(月)予定