インターホンである前にIoT端末。そんなIPインターホンである「IXシステム」の、ほかのシステムとの連携方法をご紹介します!
IXシステムはさまざまなインターフェースを有しており、さまざまな方法でさまざまな機器と連携する事ができます。

  • 映像:ONVIF Profile S(ネットワークカメラ連携)
  • 映像:ONVIF Profile S(NVR / VMS連携)
  • 接点:接点入出力
  • API :CGI
  • API :SIF

映像:ONVIF Profile S(ネットワークカメラ連携)

IXシステムの端末のうち、液晶モニターのある「IX-MV7」はネットワークカメラの映像を映すことができます。

従来、ネットワークカメラといえばPCを使ってウェブブラウザや専用のアプリケーションを使って確認・閲覧するものでしたが、インターホンの端末だけで見る事ができてしまいます。

ONVIF Profile Sというプロトコルに対応しており、同様に対応しているネットワークカメラであれば連携が可能です。

そして、単にネットワークカメラの映像を表示できるだけではなく、インターホンの映像と同時に見る事もできます。
これにより、通話している人の顔を見ながら、俯瞰のカメラ映像で周辺を確認する事ができます! セキュリティや業務効率・確実性の向上に寄与します。

NWカメラ連携イメージ

オフィスでのNWカメラ連携例

映像:ONVIF Profile S(NVR / VMS連携)

同様にONVIFの連携ですが、今度は「IXシステムの映像をほかのネットワークビデオレコーダー(NVR)などへ表示・保存する」という連携のご紹介です。
さきほどとは逆に、IXシステムが映像を出力する側に回ります。

ネットワークカメラの映像を見る連携はIX-MV7のみでしたが、こちらはカメラ付きの全端末が対応しています。

IXシステム自体でもSDカードによる録画は可能ですが、より長時間、より堅固に残したいお客様に活用いただいています。

また、インターホンは「ボタンが押されたら初めて映像が見られる」と思われる事が多いと思いますが、このONVIFでの映像出力を使う事で、「常時映像出力」が実現できます。
まさにネットワークカメラの様にIXを使う事ができ、特にドアホンなどは他のネットワークカメラでは得難い角度・高さの映像が撮れるので、これを活用した顔認証との連携なども実現しております。

映像:ONVIF Profile S(NVR連携)のイメージ

施設通用口での使用例

接点:接点入出力

IXシステムは無電圧接点入出力の機能も備えております。
これらを使う事で、外接のボタンや接点信号で稼働する他機器との連動が実現できます。
ドアホンでは電気錠の解錠信号の出力にもよく使用されます。

端末同士がIPネットワークで繋がっているので、IXシステムは長距離でのシステム構成も可能です。そのため、長距離先の遠隔接点コントロール機器としても活用いただけます。

デジタル側のインターフェースと融合させることで、更に便利に活用いただけます!

接点入出力のイメージ

学校での外接ボタンと回転灯連動の例

API:CGI

IXシステムは「API」と呼ばれる、プログラミングで活用するICT向けのインターフェースも備えております。

そのうち「CGI」は「ほかのシステムからIXシステムを制御する」コマンド群になります。
IXシステムの特徴のひとつにサーバーレスというものがありますが、各端末がコマンドを受けて自身で処理する機能を有しています。

そのため、システム全体の負荷増大という概念がなく、個々の端末に対して個々の処理をさせることができます。

具体的には呼出先を変更して呼出をする、画面をキャプチャし静止画として取得するといった機能があります。
さまざまなコマンドがあるので、詳しくはアイホンの担当者までお問い合わせください。

※APIの使用には使用許諾契約が必要になります。

CGIのイメージ

CGIは「外部システムからIXシステムを制御する」ことができます

API:SIF

「SIF」という単語は耳慣れないと思いますが、アイホンの独自の用語で「Socket Interface」の略となります。
こちらはCGIと逆で、「IXシステムで起こった事を他のシステムへ知らせる」機能になります。

IPパケットで各種の挙動(イベント)を伝える事ができ、かなり細かくIXシステムの状態をつかむことができます。

具体的には「呼出発信開始時」「通話開始時」「接点状態変化時」などのさまざまなタイミングを知る事ができます。

作りこむ必要はありますが、「SIFで変化を知り、それをもとにCGIで制御する」といった応用も可能です!

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SIFは「IXシステムから外部システムへイベントを通知する」ことができます

お客様のご要望の数だけ可能性が広がる「IPネットワーク対応インターホンIXシステム」。

インターホンのなかでもIPインターホンはその通話や解錠などの能力を「大きなシステムの一部」として活用いただく事が多くあります。
その際に、ぜひこれらのインターフェースを活用いただき、ユーザー様の求めるソリューションを実現いただければと思います。

下記Webページにさまざまな活用例も公開されておりますので、ぜひご覧ください!

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