電子カルテ連動による業務効率化で看護に集中
課題
解決
スマホ、電子カルテ連動で業務に安心感
病院名 | 医療法人 錦秀会 阪和病院 |
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所在地 | 大阪府大阪市住吉区南住吉3-5-15 |
ベッド数 | 432床 |
運用開始時期 | 2022年6月1日 |
納入システム | Vi-nurse(ビーナース) |
Q:看護業務で大切にされていることをお教えください。
A:「安心安全の看護の提供」をスローガンに、患者さんに笑顔あふれる環境の提供を目指します。
古川様:阪和病院は1957年に開業し、2022年6月に新病棟での診療を開始した医療療養型病院です。下階には急性期と慢性期とを合わせたケアミックス型の阪和記念病院があり、「2病院1病棟」という新しい形態の医療機関となっています。異なる2病院が1つの医療機関に集約されたことで、患者さんの転院や外来受診の移動負担を軽減できるようになりました。
鈴木様:看護部の方針として「安全で安心できる看護の提供」を掲げています。スタッフの人間関係が良好で働きやすい環境にすることで、患者さんが安心して過ごせる笑顔あふれる療養環境を作っていきたいですね。
中江様:明るく元気で話しかけやすい雰囲気が出るように心がけています。自分から積極的に声かけを行い、入院患者さんには安心安全に入院生活を過ごしていただけるよう努めていますし、スタッフに対しては日々の健康状態を常に気にかけながら業務にあたっています。
古川様:長くこの住吉区でお世話になっている以上、地域の皆様に恩返しをしていきたい。コロナ禍で活発に活動できない状況が続きましたが、今後はボランティア団体や小学校など医療機関以外の団体とのコラボレーションも積極的に行っていきたいですね。
Q:スマホの導入で看護業務に変化はありましたか?
A:呼び出しと同時に患者さんのお名前が分かるので対応への焦りが減り、業務に安心感が増しました。
古川様:看護師の携帯端末にスマホを採用した理由の一つに、さまざまな用途に活用できる点があります。
鈴木様:以前使用していたPHSは患者さんから呼び出しを受けると部屋番号とベッド番号の表示でしたので、誰からの呼び出しなのか分からず、特に他の患者さんの対応時には呼び出しがかかるたびに対応への焦りを感じておりました。ナースコールがスマホや電子カルテと連携したことで、患者さんのお名前などの情報が呼び出しと同時にスマホに大きく表示されるので助かっています。呼出元の患者さんが分かるので対応の優先度の判断を付けやすく、呼び出しを受けても焦らず安心して業務を行えますね。今やスタッフのほとんどがプライベートでスマホを使用していますし、若干サイズが大きいですが、スマホを業務で使用する事に違和感はありませんでした。
Q:ナースコールと電子カルテの連動で看護に変化は?
A:ベッド移動後の病室前の名札変更等の業務を軽減、患者さんの対応に集中できる時間が増えました。
古川様:新病院の建設にあたり、これから長く歴史を積み重ねていく病院として、次世代につながる形の設備にしないといけない。その意味で、IPネットワークに対応して、電子カルテなど他の機器と情報連携しやすくなったアイホンのVi-nurseの存在は大きいと思います。
鈴木様:電子カルテとの連動で、スタッフステーションのナースコール親機や病室前の液晶表示灯にも自動で患者情報が反映されますね。手書きのナースコールと比べて業務を省力化でき、大変楽になりました。
中江様:患者さんのベッド移動をするときに、以前なら病室前の名札も移動させる煩わしさがありました。現在では自動で最新情報が病室前の液晶表示灯に反映されるので助かっています。最近、病棟ではベッド移動が多くなっていますので、名札の移動や手書きなどの作業を減らすことができ、スタッフが患者さんと直に接する業務に集中できるのはありがたいことです。
鈴木様:新しいナースコールを使い始めてすぐの頃、液晶表示灯に表示する患者情報の項目を、看護師から要望を出してカスタマイズしてもらいました。看護師が表示項目を自由に選べると更に良いと思いますね。
Q:Vi-nurseの利便性についてお教えください。
A:夜間の呼出音量自動調整で患者さんの睡眠を妨げず、断線時の破損率低下でコスト削減を実現できました。
中江様:療養環境を整えるという面では、ナースコールで「夜間時間の設定」ができて便利ですね。設定した時間になると呼出音量が下がるので、患者さんの睡眠を妨げることなく安心です。ベッドまわりでは、患者さんが使う呼出握りボタンのボタン部に付いている常夜灯が良いですね。押す部分が点灯するので消灯時にも患者さんに分かりやすくしています。ベッドのギャッチアップの際に呼出握りボタンのコードが不意に引っ張られて、壁の端子からプラグが抜けることがありましたが、スパイラル式延長コードを使用することで、引っ張られても無理なく伸びて断線の発生を未然に防いでくれます。
古川様:呼出握りボタンの接続ピン数が1本なので、断線発生時の再接続が楽になり、破損率が下がりましたし、結果的にコスト削減にもつながっています。
中江様:病棟出入口のカメラ付玄関子機から呼び出されると、カメラで捉えた映像が録画されて残ります。ベッド周辺にもカメラがあれば、録画機能を転倒転落時の状況確認に使えるので、大変便利だと思いますね。
古川様:ナースコールは患者さんの命に関わる大切な機器です。患者さんの安心、安全のために必要不可欠な存在ですので、病院としても機器の整備に最善を尽くしたいと思います。
鈴木様:ベッドサイドには呼出ボタンやセンサーのコードが多いので整理できるのが望ましいです。呼出ボタンの形状の種類はもっと増えてほしいですね。アイホンに期待しています。
スマホで呼び出しを受けると患者情報と呼出種別を大きく表示。判断に必要な情報が直感的に分かる。
※スマホの画面ははめ込み合成です
親機は電子カルテ連動で患者情報を自動反映。呼び出しは大きなポップアップ表示で遠くからでもよく見える。
病室前の液晶表示灯にも患者情報を自動反映。ベッド移動をしても表示を設定し直す手間がなく業務を省力化。
※画面ははめ込み合成です
呼出握りボタンのボタン部は常夜灯付きでボタンの位置が伝わりやすい。親機で点灯のオン/オフを切替可能。
スパイラル式延長コード
コードの不意の引っ張りにも無理なく伸びます。
中継コード
中継コードでさまざまな方向への引張にも対応。
接続部分にミニプラグを採用
接続部分に差し込む際に向きを確認する手間がはぶけ、断線時の復旧も容易です。
※本ページに記載の情報は取材時点の情報であり、変更されている可能性があることをご了承ください。