HYPER FIT24 コールセンター 様

入館トラブル遠隔対応システム

24時間ジムの無人営業時間帯における万が一の入館トラブルにコールセンターで一元対応

導入事例 入館トラブル遠隔対応システム

全国に展開する24時間ジム「HYPER FIT24」の入館トラブルに遠隔で対応するため、「IXシステム」を導入いただきました。
HYPER FIT24 イオンモール草津店 店長 森敦史 様に、IXシステム導入の経緯やその効果について、お話を伺いました。

森 敦史 様

HYPER FIT24
イオンモール草津店
店長
森 敦史 様

導入効果

課題

  • 店舗の出入口に、生体認証でドアを解錠できるシステムを設置しており、無人営業時間帯に万が一解錠トラブルが発生したときは、お客様を遠隔でサポートしたい。
  • 全国に拡大していく多数の店舗を集中管理できるシステムが必要だった。

解決

  • 入館できないお客様の本人確認およびドアの解錠を、コールセンターから遠隔で行うシステムを構築した。
  • 全国の店舗とコールセンターをVPNでつなぎ、新規出店に伴う端末の増設にも柔軟に対応している。

Q:HYPER FIT24の概要についてお教えください。

A:年中無休で24時間いつでも利用できる、滋賀県下で店舗数No.1のマシン特化型スポーツジムです。

森様: HYPER FIT24はお客様の来店しやすいタイミングでいつでもトレーニングできる24時間営業のスポーツジムです。第1号店の長浜バイパス店をオープンして以来、急速に店舗数を伸ばしており、2023年2月現在、FC店を含め全国で約60店舗を運営しています。創業当初は当グループのインターネット カフェとの併設店舗からスタートしましたが、「HYPER FIT24」に名称を統一した頃から、商業施設やロードサイドなど、お客様の生活圏を考慮したあらゆる場所にジム単独、カフェ併設を問わず出店しています。
コロナ禍を経て免疫力強化など健康志向の高まりもあり、ご入会者数が増えています。ご入会いただくと全店舗のご利用が可能です。当社は滋賀県下のマシン特化型スポーツジムにおいて店舗数ナンバーワンであることも大きな強みですので、例えば、お仕事帰りに職場近くの店舗で汗を流したり、ご家族がお買い物をされている間に筋トレをしたりなど利便性が高く、お客様がトレーニングを続けやすい環境をご用意しています。

全国に63店舗を展開
イオンモール草津店(店舗内)

本格的な筋トレからダイエット、健康維持まで様々なニーズに対応するマシンを揃え、24時間いつでも気軽にトレーニングできる利便性の良さが人気を集めている。

Q:店舗にスタッフが滞在しない時間帯における防犯体制は?

A:生体認証による入退館管理で不審者の侵入をブロック。万が一お客様が入館できないときはコールセンターが対応します。

森様:店舗の運営上、スタッフが不在となる 時間帯を設けていますので、防犯面には万全の体制を整えています。警備会社との提携で万が一のトラブル発生時に迅速な駆けつけ対応を可能にしているのはもちろんのこと、カメラによる常時監視と録画の実施は利用規約にも明記しており、お客様の安心、安全を第一に考えた強固な防犯体制を構築しています。さらに、店舗のご利用は完全会員制としており、出入口の電気錠の解錠に生体認証と会員番号を組み合わせて入退館管理を行うシステムを採用することで、不審者の侵入をブロックしています。
「会員番号を忘れた」、「生体認証がうまくできない」など、お客様が入館できない場合のお問い合わせに、当社ではコールセンターを設置して一元的な遠隔対応を行なっています。お客様とコールセンターとのやりとりや電気錠の解錠を行うシステムとして採用しているのが、アイホンのIXシステムです。

Q:IXシステムをご採用いただいた理由は?

A:接続距離、接続台数に制限がないIXシステムは、全国展開する店舗の無人営業時の一元管理体制構築に不可欠。

森様:生体認証による入退館管理は、創業当初のインターネットカフェ併設店舗の頃から導入していました。当時、ジムのスタッフが不在の時間帯における入館トラブル対応はインターネットカフェのスタッフが行っていましたが、単独店舗化と全国展開を進めるには効率的な遠隔対応体制の構築が不可欠です。そこで、接続距離と接続台数に制限がないIXシステムを採用して、全国に広がる店舗の入館トラブル対応をコールセンターで一元的に行う仕組みをつくりました。
入館できないお客様の本人確認を行うときには、IXシステムのカメラ映像を活用しています。店舗出入口のカメラ付ドアホン端末でお客様が呼び出しを行うと、コールセンターのモニター付インターホン端末にカメラで捉えたお客様の映像が映ります。音声通話で会員番号などの情報をお教えいただき、カメラ映像と会員登録時の顔写真を照合して本人確認を行った後、端末の解錠ボタンを押して電気錠を解錠します。インターホンなので顔の様子を正面から自然に捉えることができ、本人確認がしやすいです。
出入口管理で気になる「共連れ」対策には、カメラ付ドアホン端末で捉えた出入口の正面映像と出入口の天井に設置した監視カメラの俯瞰映像の2方向監視で対応します。背後に隠れた不審者の存在をチェックしやすく、共連れを未然に防げます。

入退館管理システム+カメラ付ドアホン端末

入退館管理システム+カメラ付ドアホン端末

お客様の本人確認は入館時と退館時にそれぞれ行われる。コールセンターとつながるカメラ付ドアホン端末からの音声はクリアで、遠隔でもお客様対応がしやすい。

モニター付インターホン端末

コールセンターのモニター付インターホン端末。遠隔での通話、映像による本人確認、電気錠の解錠が端末1台で可能。

カメラ付ドアホン端末

店舗出入口のカメラ付ドアホン端末のカメラは、お客様の顔をしっかり捉えるので遠隔でも本人確認しやすい。

Q:その他、店舗運営におけるIXシステムの使いかたは?

A:無人営業時間帯のお客様フォローだけでなく、コールセンターと店舗との連絡にも活用しました。

森様:出入口のカメラ付ドアホン端末は住宅についている見慣れたドアホンの形ですので親近感があります。お客様も端末の形を見れば「無人でもこのボタンを押せばスタッフにつながる」という機能性がシンプルに伝わるのではないでしょうか。
各店舗では終日無人化してお電話や受付の対応をお休みする「ノースタッフデー」を独自に設けています。ノースタッフデーとはいえ、消耗品の補充や清掃を行うためにスタッフが店舗内の事務所に入って作業していることがありますが、コールセンターから店舗に連絡を取りたくてもノースタッフデーなので外線電話には応答しません。そこで、コールセンターと店舗との連絡用として、IXシステムを活用しました。
店舗では目的別トレーニングメニューをご用意するなど、24時間営業のジムとして利用しやすい環境を整えています。今後も皆様の健康な身体づくりに貢献できるよう、安心して利用できる店舗づくりを行ってまいります。

お客様プロフィール

HYPER FIT24 コールセンター様

滋賀県を中心に全国展開する24時間年中無休のフィットネスマシン特化型スポーツジム。コールセンターは事業規模の拡大に併せて、各店舗の無人営業時の入館トラブル対応を一元化する目的で設置され、24時間ジムの運営を遠隔で支える。

イオンモール草津店(店舗外観)

納入概要

納入システム

IXシステム

納入時期
2017年6月~
構成図
システム構成図

※本ページに記載の情報は取材時点の情報であり、変更されている可能性があることをご了承ください。