ロングセラー商品「らくタッチシリーズ」。2012年の発売以降、2回のリニューアルを経て現在の使いやすさとデザイン性にこだわった「らくタッチdearis」となりました。歴代らくタッチシリーズを振り返ります。

はじめに

当社で長年の人気を誇る「らくタッチシリーズ」。発売以来、長年ご愛顧をいただきアイホンの代名詞ともいえる商品になっています。本商品は築年数が経ったマンションのリニューアル向け商品として生まれました。こちらの商品はお子さまやご年配の方に配慮し、幅広い年齢層の方に「らく」に使っていただけるよう使いやすさを追求した商品となっております。今回の記事では、歴代のらくタッチシリーズを担当したデザイナーの思いを紹介させていただきます。

らくタッチ (初代)

2012年発売らくタッチ

マンションの経年とともに居住者の平均年齢もあがることに着目し、ご年配の方にも使いやすいインターホンの開発に取り組みました。インターホンが年々高機能化・多機能化する中で、操作も複雑になり、また時代の流れとしてUD(ユニバーサルデザイン)が当たり前となってきました。そこで、これまでの既成概念で考えず、ユーザーの認知特性や身体特性を考慮したデザインであるべきとの結論に至りました。カッコよさは一旦脇に置き、「使いやすい」ことを最優先事項として開発に着手しました。特に注力したのが大きい操作ボタンと画面UI(ユーザーインターフェース)です。多機能ゆえに画面内での操作も増えることになるため、文字のみやすさ、わかりやすさ、操作のしやすさが製品の良し悪しを決定づけると考え、文言表現や文字の大きさ、ボタンのわかりやすさ、画面構成の理解のしやすさなど、多くの課題を抽出し一つひとつ解決しました。たとえば、従来は「管理室」という操作ボタンでしたが、「管理室を呼ぶ」という説明的な操作ボタンに変更したことで直感的に選択できるようになりました。

見やすく操作しやすい7型タッチパネル

わかりやすいメニュー画面

わかりやすい設定画面

らくタッチPlus (2代目 らくタッチ)

2018年発売らくタッチPlus

2代目となる「らくタッチPlus」は、初代の特長を全面的に継承しながら、薄型化を図りました。初代らくタッチの居室親機の厚みは45mmとかなり存在感がありましたが、2代目では34.8mmまで薄くしました。画面UIについてもユーザーテストを繰り返し実施して、細かな改善を図り、より使いやすいものへとブラッシュアップしました。来訪者を動画録画できるようになりセキュリティ性もアップ。本体の薄型化も合わせて、ユーザーフレンドリーな操作性と、住宅への親和性を持たせることができました。

居室親機を薄型化

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らくタッチdearis(3代目 らくタッチ)

2020年発売らくタッチdearisシステム

現在の「らくタッチdearisシステム」は、これまで培ってきた使いやすいインターフェースをさらにブラッシュアップし、再生画面のサムネイル(縮小画像一覧)化やカレンダー(日付)表示による選択なども可能にすることで、さらなる使いやすさの向上を図りました。外観においても、現在の主流であるシンプルでフラットなデザインを施し、インテリアに無理なくマッチするよう改良しました。機能においても、スマートフォンとの連携による外出先での来客対応や、直接応対せずに用件を確認できる便利な機能などを新たに搭載しました。

外出先でも来客対応

来訪者を一覧で表示

空間に調和するデザイン

アイホンのこだわりがつまった「らくタッチdearisシステム」を是非更新時にご検討ください!

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