
2024年10月2日~4日にインテックス大阪で開催された「第7回EDIX(教育総合展)関西」の出展レポートをお届けします。補助金の拡充期間が2025年度までとなっている不審者の侵入対策や、働き方改革が叫ばれている教職員の校務負担軽減など、学校現場の課題をIPインターホンで解決する方法について、展示内容を振り返りながらご紹介します。
2024/10/28イベント情報
- 展示テーマ
- どこでもスマホで来校者応対・オートロック解錠(補助金対象)
- 顔認証でオートロックを解錠
- 教室やバリアフリートイレからすばやく緊急通報
- 教室から校内放送 & スムーズな教室間コミュニケーション
- GIGAスクール構想で整備したICT環境を活用して導入
展示テーマ
今回のテーマは、「学校安全の推進と教職員の負担軽減との両立」です。
校内への不審者侵入防止や、教室で万が一緊急事態が発生したときの対応強化など、子どもたちの安全を守るための対策は重要な課題ですが、一方で、増えていく先生の校務負担をどのように減らしていくかにも頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか?
●校門を施錠すると来校者応対が大変・・・
●緊急通報も校内連絡もスムーズにしたい・・・
アイホンはそんな課題を、IPインターホン「IXGシステム」で解決!
手間やコストをできるだけ抑えて導入する方法も含めてご提案しました。
当日のブースの様子はこちらです。
どこでもスマホで来校者応対・オートロック解錠(補助金対象)
不審者の侵入を防ぐために有効な校門のオートロック化。今まさに検討しているというお客様が多くいらっしゃいました。しかし、意外と多いのが施錠時間中の来校者です。遅れて登校してくる生徒、保護者、地域のボランティアや事業者など、誰かが来るたびに校門まで解錠しに行くことが、忙しい先生にとっては大きな負担になっています。解錠ボタンが職員室にあっても、校内行事で誰もいないときは対応できません。普段は守衛所で対応するケースでも、警備員が巡回中や休憩中の運用が課題となっています。
そこでスマートフォンと連動できるIXGシステム。先生や警備員が持つスマートフォンで来校者に応対し、その場でオートロックを解錠できます。カメラ映像や通話で人物をしっかり確認できるので安心です。
兵庫県の川西市教育委員会様では、このシステムを市内の全公立学校24校に導入いただきました!
各学校に支給されたスマートフォンで、どこにいてもタイムリーに来校者応対ができるようになり、人物の映像を確認して解錠の可否を判断されるなど、校門の防犯強化と来校者応対の円滑化との両立を実現されています。
IXGシステムは、文部科学省が不審者の学校侵入対策のため、2023年度から3年間拡充する学校施設環境改善交付金および私立学校施設整備費補助金の対象設備です。会場でも、「なんとか補助金があるうちに防犯強化をしたい」というお客様に好評でした。このタイミングで導入を検討されるのはいかがでしょうか?
出典:文部科学省総合教育政策局「不審者の侵入事案を受けた学校安全の確保に向けた対策について」
顔認証でオートロックを解錠
校門のセキュリティ強化とスムーズな来校者応対を両立する方法の一つとして、顔認証によるオートロック解錠という選択肢もあります。インターホンのカメラ映像が顔認証に使用できるということ、ご存知でしたでしょうか?
IXGシステムのカメラ付ドアホンと顔認証システムを連携させることで、先生や生徒、学校指定業者など、あらかじめ顔を登録した人物のみ、オートロックを自動解錠することができるんです。解錠用パスワードの流出やカードキーの紛失の心配もありません。
教室やバリアフリートイレからすばやく緊急通報
校内で非常事態が発生したときは、いかにすばやく、そして手間なく緊急通報できるかが重要です。
IXGシステムと非常ボタンを連動させれば、ボタンを押すだけで職員室や守衛所に緊急呼び出しをかけたり、音声メッセージで緊急事態を知らせたりすることができます。緊急呼び出しは、巡回中の警備員や先生が持つスマートフォンでも着信でき、迅速な対応をサポートします。
避難所としての施設整備や、障がいのある子どもへの配慮のために設置が進むバリアフリートイレに必要な緊急呼び出しシステムも、実はIXGシステムで統合できます。
トイレからの呼び出しに、職員室のインターホンやスマートフォンで対応。トイレが離れた場所にあっても、通話ですぐに利用者の状況を確認できるので、迅速な一次対応に役立ちます。表示灯と連携し、緊急事態の発生を光でお知らせすることもできます。
流山市立おおぐろの森中学校様では、すべての教室や廊下、バリアフリートイレに緊急通報システムを導入いただきました。
会場では、トイレの呼び出しシステムを単独で設置しているというお話を多く伺いましたが、設備がバラバラだとそれだけ運用も大変になります。設備を統合してスムーズな緊急時対応を実現された事例をぜひ参考にしてみてください。
トイレの長時間滞在を検知して自動で呼び出すシステムもご紹介しました。
例えば、利用者がトイレにこもってしまった場合や体調不良などで倒れてしまった場合に、職員室やスマートフォンから声をかけ、確認することができます。
教室から校内放送 & スムーズな教室間コミュニケーション
IXGシステムは緊急通報のためだけでなく、普段のコミュニケーション手段としてもおすすめです。
こまごまとした連絡業務も積もれば意外と時間をとられてしまうもの。最新のIPインターホンが効率化をサポートします。
例えば、放送用アンプ・スピーカーと連携し、職員室や放送室に行かなくても、各教室の端末からタイムリーに校内放送ができます。
また、教室から職員室や保健室、他の教室を選択して呼び出すことも可能です。タッチパネル画面で操作もかんたん。カメラとモニターが付いた端末同士なら、相手の顔がモニターに表示されるので、お互いの顔を見ながらスムーズに意思疎通ができます。
GIGAスクール構想で整備したICT環境を活用して導入
ここまでさまざまな課題解決策をご紹介しましたが、「すべて最新のシステムにするのが理想だけど、コストがネック・・・」「校門や各教室、体育館など設置場所が多いと配線工事が大変なのでは?」「そんなに一度に導入できない・・・」というお声もいただきました。
IXGシステムはIPネットワークに対応しているため、GIGAスクール構想で整備した校内ネットワークやスマートフォンを活用し、コストや手間を抑えて導入できます。端末の増設がしやすいこともポイント。アフターGIGAの一環として、IXGシステムを活用した防犯強化や緊急通報・校内連絡システムの整備を検討してはいかがでしょうか?
初めての関西展出展にもかかわらず、3日間でたくさんの皆さまにお越しいただくことができました。
子どもたちの安全を守るために、そして先生の業務負担を少しでも軽減できるよう、アイホンのIPインターホン「IXGシステム」は、学校の防犯強化とスムーズな校内コミュニケーションをサポートしていきます。
ブースに足を運んでくださった皆さま、誠にありがとうございました。
川西市教育委員会様、流山市立おおぐろの森中学校様の導入事例の詳細はこちらからご覧ください。