
学校内への不審者侵入が後を絶たない中、校門周りの防犯対策が急務となっています。しかし、登下校のとき以外施錠された校門では来訪者の確認がスムーズにできなかったり、設備の導入コストに頭を悩まされたりするなど、課題も多いのではないでしょうか?今回はそれらを解決する方法をご紹介します。
2023/07/07お役立ち情報
- 学校侵入への対策と課題
- スマホでもできる!来校者の遠隔対応
- 補助金を活用して導入コストダウン
- 校内のICT環境を活用して導入をスムーズに
学校侵入への対策と課題
近年、学校を標的にした侵入・傷害事件が後を絶ちません。
今年に入ってからでも、3月には埼玉県の中学校に侵入した高校生が教員を切りつけ、5月には長野県の小学校の校庭で遊んでいた生徒に不審者が液体をかけるという事件が発生しました。
子供たちや教職員の安全を守り、安心してのびのびと学べる環境を整えるために、学校の防犯対策がますます重要となっています。
不審者の学校侵入を防ぐためには、「登下校時以外の校門の施錠」と「来校者管理の徹底」が必要です。
しかし、防犯強化を進めると比例して増えてしまうのが、職員の方の手間やコスト。
現場では以下のような課題を抱えているのではないでしょうか?
- 来校者の確認やオートロックの解錠を、離れた職員室から手間なく安全に行いたい
- 職員室が不在になる時間帯でも、来校者対応は行えるようにしたい
- 設備の導入にかかるコストはできるだけ抑えたい
これらを解決できるのが、アイホンのIPインターホンIXGシステムです。
来校者確認やオートロック解錠の遠隔対応を、低コストでスムーズに実現できます。
スマホでもできる!来校者の遠隔対応
施錠した校門に訪れた来訪者・・・
怪しい点はないか心配でも、呼ばれるたびに校門まで行って確かめる時間はありませんし、インターホンが設置されていたとしても、音声だけではなかなか判断しにくいものです。
IXGシステムなら、来校者の映像を離れた職員室のモニターでしっかりチェック。不審な人物ではないか確認したうえで、オートロックもそのままインターホンから解錠できるので便利です。後から録画映像も確認できます。
ネットワークカメラと連携すれば、来校者の顔だけでなく周りの映像も広く確認でき、インターホンのカメラの死角に不審な人物が映っていないか確かめるなど、セキュリティのさらなる向上が期待できます。
また、職員室が不在になるときには、職員が携帯するスマートフォンやタブレットで対応できるのも安心なポイント。
グラウンドなど屋外にいる場合でも、来校者を待たせることなく、その場で映像の確認やオートロックの解錠が行えます。※1
※1:スマートフォンではネットワークカメラの映像は確認できません。
補助金を活用して導入コストダウン
度重なる校内侵入事件の発生を受け、文部科学省は安全対策の支援強化方針を打ち出しました。
侵入対策設備となるオートロックシステムや防犯カメラ、非常通報装置などの設置を促進するため、2023年度から2025年度までの3年間、集中的に支援すると発表。国の補助割合が3分の1から2分の1に引き上げられ、下限額は400万円から100万円に引き下げられました。
来校者の映像確認やオートロックシステムの解錠ができるIXGシステムは、ここで拡充される学校施設環境改善交付金および私立学校施設整備費補助金の対象設備です。
導入を検討されるなら、今このタイミングがおすすめです。
※出典:文部科学省総合教育政策局「不審者の侵入事案を受けた学校安全の確保に向けた対策について」
校内のICT環境を活用して導入をスムーズに
一方で、文部科学省が推進するGIGAスクール構想※2や、新型コロナウイルス感染症の拡大でオンラインを活用した授業の必要性が高まったことにより、学校のICT環境は急速に整備が進められてきました。
既に整備された、もしくはこれから整備予定の校内ネットワークやスマートフォン・タブレットを活用して導入できることも、IPインターホンIXGシステムの魅力です。※3
端末の接続はいたってシンプル。配線はLANケーブル一本なので、校内LANに接続するだけで、端末の増設も容易に行えます。サーバーレスで、接続台数や距離の制限もないため、敷地が広い学校への導入に最適です。
アフターGIGAの一環として、IXGシステムを活用した防犯強化を推進してはいかがでしょうか?
※2:小学校や中学校、高等学校などの教育現場で、児童・生徒に1人1台PCやタブレットといった情報端末を配備し、高速ネットワーク環境を整備して、ICTを取り入れた新たな教育環境を実現する取り組み。
※3:ネットワーク環境および端末のアプリ使用条件適合について確認が必要です。
今回は、校門・教職員玄関の防犯強化におすすめなIPインターホンをご紹介しました。
拡充された補助金、整備されたICT環境など、導入を検討されるなら、今このタイミングを逃す手はありません。
アイホンはこれからも学校安全の推進に貢献していきます。