IPネットワーク対応インターホン IXシステム
制約事項
ネットワークに関する制約事項
- インターネット(グローバルIPネットワーク)を介した接続をする場合は、VPNサービスによる接続が必要です。
- 無線LANなどの無線通信はセキュリティや通信速度遅延などにより正常に動作しない場合があるため、有線LANを推奨します。
- IPv4でDHCPによるIPアドレスの自動割り振りを行う場合は、DHCPサーバーで各端末に固定のIPアドレスを割り振るように設定してください。
- IPv6でステートレス自動設定によるIPアドレスの自動割り振りを行う場合は、RAを送信できる機器のプレフィックスを変更しないようにしてください。
- IPv6でDHCPによるIPアドレスの自動割り振りを行う場合は、DHCPサーバーで各端末に固定のIPアドレスを割り振るように設定してください。端末のDUIDは「00030001+MACアドレス」です。
- 納入先のネットワーク管理状況に応じて、ネットワーク管理者との打合せや設定作業が必要となります。
- ネットワーク環境により、動作に遅延が発生する場合があります。
- ネットワークの環境などにより音声、映像の途切れや遅延、フレームレート低下など正常に動作しない場合があります。
- 本システムに使用するプロトコルに対応していることが必要です。
- 音声、映像のデータサイズは端末1台あたり下記のようになります。
G.711(μ-law,A-law)・G.722:64kbps×2(通話時)、64kbps×ページング発信端末数(ページング時)
H.264:32kbps~2048kbps(ONVIFに対応した他社製品との通信時は32kbps~8192kbps)
- IPv4の端末とIPv6の端末は同一システム内で混在できません。
- WEB設定のネットワークカメラ検索や映像や音声にマルチキャストを使用する場合はIGMPv3/MLDv2を拒否されない環境が必要です。
- 本製品を外線に接続されたPBXには接続しないでください。
設定・動作に関する制約事項
- 端末を接続するスイッチ(HUB)はPoE給電機能付きを使用してください。
- パソコンによるシステム設定が必要です。設定方法は、専用アプリケーション「システム支援ソフト」による設定とWEBブラウザーで端末にアクセスして設定するWEB設定の2つがありますが、最初にWEB設定で設定を行うと、システム支援ソフトヘデータを移行することができない場合があるため、設定データの管理はシステム支援ソフトで行うことを推奨します。
- システム拡張設定時は、WEB設定の項目がメンテナンス設定のみとなります。
- パソコン用IXシステムインターホンアプリはWEB設定による設定はできません。
- 自動交互通話方式の場合は、相手側の通話音/周囲環境などにより自然な会話ができない場合があります。
- ネットワーク環境やシステム構成、設定により、呼出着信時などに応答した場合に、通話を開始するまで時間がかかる場合があります。
- システム更新をしている間は、端末の操作はできません。
- アドレス帳に使用しない端末のデータを登録しないでください。
設定について
システム支援ソフト、監視ソフト、および端末の最新のファームウェアは、こちらからダウンロードしてご使用ください。
最新のファームウェアに更新することで、性能向上や機能の追加、動作の安定化などが実現できます。
古いシステム支援ソフトでは新しいファームウェアの端末を設定できない場合があります。常に最新版をご使用ください。
※画面はハメコミ合成です。
※仕様・デザイン等は予告なく変更する場合があります。