
近年、インターネット通販だけでなく、店頭で購入した商品を自宅に配送してくれるサービスがあったり、コンビニや専用の宅配ロッカーなど指定した受け取り場所で荷物を受け取れたりと、消費者がより便利に買い物ができ、楽に荷物を受け取れるサービスが充実しています。今回は楽に荷物を受け取れる選択肢の一つ「置き配」についてご紹介します。
2024/02/02お役立ち情報
- 対面受け取りは嫌?
- 置き配とは
- 置き配が便利な理由
- 求められる置き配
対面受け取りは嫌?
宅配といえば、宅配業者から直接荷物を手渡しで受け取るのが当たり前でしたが、コロナ渦での生活様式の変化で、非対面の受け取りが浸透しました。さらに、ギグワーカーと言われる単発で荷物の配達などを請け負う人が増え、宅配業者かどうか判断がつきにくい人が荷物を届けている姿を見かけるようになったのもここ数年です。玄関を開けて知らない人の応対をするのは、相手が宅配業者でさえちょっと抵抗があったりするものですが、宅配業者か判断がつきにくいとなると、より慎重になりますよね。これらの背景もあり、対面での受け取りを躊躇する人も少なからずいるのではないでしょうか。
置き配とは
置き配は、荷物を玄関前や置き配用バッグ・宅配ボックスなど、指定した場所に置いてもらい非対面で荷物が受け取れるサービスです。置き配の対応は宅配業者によって異なりますが、対応している多くは商品を注文した際に選択・指示することで置き配が利用できます。戸建住宅では玄関前や自転車のかごの中、玄関前に設置した宅配ボックスなどさまざまな置き場所を指定して受け取る人が増えています。一方、マンションやアパートではセキュリティ上マンション内に入るのが簡単ではなかったり、戸建住宅とは異なり玄関前のスペースが限られていて宅配ボックスが置けなかったりするため、共用部に設置された宅配ボックスを利用する人が多いです。このように、ライフスタイルにあわせて対面ではなく、非対面で楽に荷物を受け取ることができるのが置き配です。
置き配が便利な理由
荷物を待つ時間に縛られない
荷物が届く日がわかっていても、何時に届くか分からない荷物を待つのは辛いもの。「ちょっとコンビニに行きたい」「シャワーを浴びたい」「トイレに行きたい」と思っても宅配業者が来てしまうかも!と思うと、なかなか自由に身動きがとれず、時間に縛られて少し嫌な気持ちになってしまうことはありませんか?そんなとき、置き配を利用すれば時間を気にせず自由に過ごすことができるため、荷物を待つ時間に縛られるストレスを減らすことができます。
再配達の手間を減らせる
共用部に宅配ボックスがないマンションやアパートでは、やむを得ず再配達になってしまうこともあります。そんなとき、置き配を利用すれば再配達の手間を減らすことができ、何度も宅配業者に来てもらう申し訳なさから解放されます。
玄関前置き配ならもっと便利
玄関前置き配を指定すれば玄関前に荷物を置いてもらえるため(※)、再配達の手間や煩わしさを減らすことができます。ほかにも、お米や飲料などを注文したときには、宅配ボックスからお部屋まで重たい荷物を運ばなくてもよくなるため、女性の一人暮らしや体力に自信がない人はより快適に荷物を受け取ることができます。
※宅配業者によって異なります。
求められる置き配
オートロック付マンション・アパートでも置き配に対応できるように各社サービスを提供したり、政府も集合住宅での置き配の利用を促進する動きがあったりと時代は変わりつつあります。とても便利な置き配は、多様な受け取り方の一つとして、今後当たり前になっていくのではないでしょうか。
ここで知っておいていただきたいのが、置き配は置き配対応のサービスを利用して注文者が選択・指示するのが一般的です。置き配を選択・指示するのはあくまで注文者の意思であるため、高価な商品を注文した際には置き配を選択しないで対面で受け取る方法を選ぶこともできます。注文者自身が自由に使いわけることができるのも魅力のひとつです。
暮らしにピンポンでは、これまでもオートロック付マンションで置き配を可能にするサービス「Pabbit」を紹介させていただきました。2024年問題に直面する今年こそ、Pabbitを導入して柔軟な荷物の受け取りに対応できるマンション・アパートを目指してみてはいかがでしょうか。