マンション・アパートにおけるインターホンは、訪問者を確認し、居住者様の安全を守るために欠かせない設備です。しかし、長年使用しているインターホンは老朽化が進み、故障や機能の低下が起こりやすくなります。マンション・アパート用インターホンのお取替えの目安は設置から15年とされており、部品の劣化や摩耗による故障発生率が15年目を境に上昇する傾向にあります。また、長年使用されているインターホンは最新のものに比べ機能が不足している場合もあり、お取替えを検討することで、防犯性や利便性を向上させることができます。このようなマンション・アパート用インターホンのリニューアルに興味のあるオーナー様、管理組合様向けにリニューアルの流れについてご紹介します。
2026/01/09お役立ち情報
- STEP1 事前打ち合わせ
- STEP2 現地調査
- STEP3 ご提案
- STEP4 理事会
- STEP5 総会・臨時総会
- STEP6 工事
- STEP7 完工
- 最後に

STEP1 事前打ち合わせ
まずは修繕箇所の確認・ご要望のヒアリングのため、お打ち合わせを実施します。設置から年数が経つにつれて、インターホン設備の老朽化や故障リスクが高まります。お使いいただいているインターホンの製造時期や修理履歴を参考に更新の必要性の確認をします。また、更新に際し、現在のインターホンに関する不満やご要望についてヒアリングをします。その上で、実際にどのようなシステムが設置されているのか現地調査を実施します。
STEP2 現地調査
インターホン更新のご提案には現地調査が必要です。現地にマンション竣工時の完成図書があれば、どのようなインターホンが設置されているか記載されているケースが多い為、概算にてご提案できる場合もありますが、完成図書の内容と実際に設置されているものが異なるケースもあります。完成図書との相違点を確認するためにも現地調査の実施が必要になります。調査時間は概ね約1時間です(物件の規模により、1時間以上かかる場合もあります)。調査の大まかな流れは以下の通りです。

まず、完成図書の内容を確認し、インターホンの機器構成、設置位置、配線がどういうルートで敷設されているかをチェックします。その内容を基に共用部調査、専有部(お部屋)調査を実施します。共用部調査では、エントランスインターホン(集合玄関機)、主に管理員室に設置されているインターホンシステムの心臓部である制御装置、管理員室用インターホン等を調査します。専有部調査では、予めアポイントを取ったお宅を訪問し、お部屋前に設置されているインターホン(玄関子機)、お部屋内に設置されているインターホンを調査します。

特に、配線が古くなっていたり、本数が足りない場合は、配線の交換が必要になり、工事金額が大きく変わる可能性があるため、この調査は後のご提案で非常に重要な要素となります。

STEP3 ご提案
調査結果を元に提案書・お見積もりを作成し、提出します。予算・要望・現状のスペックに応じ、現場に最適な内容にて提案します。提案内容としてはエントランスインターホンはカメラ付きのシステムが一般的ですが、昨今の防犯意識の高まりから、エントランスだけではなく、お部屋前の玄関子機もカメラ付きにするご要望(2カメラ)も増えています。その他、エントランスインターホンの居住者入館用のキーシリンダーを非接触キーシステム※に更新する提案や、エントランスからの呼び出しをお手持ちのスマートフォンで受け取ることができるタイプのインターホンも人気があります。
※非接触キーシステム...ICタグや専⽤のキーをキーリーダーにかざして解錠するシステム

STEP4 理事会
※分譲マンションのみ
マンション管理組合の理事会に議案として検討いただければ、理事会に対し提案書・お見積内容・工事日程をご説明します。ご要望に応じデモ機を用いたプレゼンテーションを実施します。
STEP5 総会・臨時総会
※分譲マンションのみ
理事会において可決されれば、総会、または臨時総会の場にてマンション居住者様向けに提案書・お見積内容・工事日程についてご説明し、デモ機を用いたプレゼンテーションを実施します。総会において可決(承認)を得られれば、契約締結の段階に進みます。

STEP6 工事
商品を手配し、ポスティング等での事前周知、各お部屋の工事日程の調整を行います。
最初に共用部の機器(エントランスインターホン、制御装置、管理員室用インターホンなど)を交換し、その後、専有部のインターホン機器を順番に新しいものに交換していきます。工事が始まるとエントランスインターホンからお部屋のインターホンへの呼出・通話、オートロック解錠などのインターホン機能が使えなくなりますが※、専有部のインターホンの交換が終わったお部屋から新しいインターホンが使えるようになります。このように工事期間中はインターホンシステムの機能を停止させ、新しいインターホンシステムに切り替えていく「停止工事」が一般的ですが、今まで使っていたインターホンと新しいインターホンを並行して稼働させる「並行稼働工事」という工事方法もあります。
※お部屋前のインターホンと室内のインターホン間の呼出・通話は可能です
STEP7 完工
工事完了後は保証書や機器明細を含めた完成図書を作成し、提出します。

最後に
マンションのインターホン更新工事は、計画から工事完了まで一連の流れを丁寧に進めることで、居住者様の安心と快適な暮らしを守る大事な取り組みです。初めて工事を依頼される場合は、信頼のおける専門業者に相談して、疑問点や不安を解消しながら進めていきましょう。
お住まいのインターホン、そろそろ見直しの時期かもしれません。最新の機能と安全性を備えたシステムへアップデートして、より安心できるマンション生活を実現しましょう。






